真のリーダーシップへの道　自分を信用できる自分を作る

これがリーダーシップの要と言っても過言ではないでしょう。しかし、この哲学に至るまでには時間がかかることも多いです。何の土台もないところから、直感やひらめきを信じることはできません。何故なら、それを支える経験や知識が必要だからです。

私たちは日々、様々な状況に直面します。その中で、自分を信じることができなければ、他人にその信念を伝えることはできません。他人が自分の判断を信じ、ついてきてくれるためには、まず自分がその判断を信じる必要があります。

では、どうやって自分を信じる力をつけるのでしょうか。それは、自分が欲するリーダーシップのあり方や、求められる決断をイメージしながら、必要と思われる知識を学ぶことです。一般的な「良いリーダーになるための方法」などといった決まった答えは存在しません。必要な知識や考え方は、それぞれの人の中にしか存在しないのです。

そして、学びながら、どうありたいのか、どのように決断するのかという自分のイメージを常に持つことで、本当に必要な知識やスキルだけが自然と身についていきます。余計なものは自然と忘れてしまう。それは、自分にとって必要ないからです。

逆に、情報の洪水に飲み込まれ、何を信じれば良いのか分からなくなってしまうと、自信を失ってしまう。真のリーダーシップは、自分自身を信じ、その土台となる知識や経験をしっかりと持つことから生まれるのです。